隻手音声 日記 −せきしゅんのおんじょうー

The sound of the one hand 結核・舌ガンに続く肺ガンの再発と母の介護の日々の心にうつりゆく由無し事を、そこはかとなく書き付けてみました。

予定変更

先週の往診で先生に言われた「連休明けに検査入院する」はずの母は、まだ家にいる。今日午前中にも連絡がなかったので、一時半ごろにケアマネさんに電話してみた。今日連絡がなければ入院は来週以降になってしまうから、少し私のスケージュールを調節しないといけないかなと思ったりしている。

そしたら先生に繋いでもらえた。「二人部屋か個室の空きを探しているのだけれど、今週病院は大忙しで無理そうだ」とのことだった。予想通りインフル君が暴れているようである。

今週中の母の入院を予定していたので・・・ まぁ母は当初の計画通り30日の私の誕生日のご馳走食べてられるので、悪い気はしていないようである。

うぅぅぅん

昨日母の昼食後、グループ・ホームでお世話になっている伯母の見舞いに行った。矢張り少し弱っていた。それでもポータブルトイレを利用したり、ご飯が冷たいと文句を言ったりしているようである。前回より目に力がなくなり、手を握り返すのも弱々しくなっていた。そんな様子を、顔見知りの看護師さんから話を聞いたりしてきた。

多分これから難しい選択をしなければならない場面が予想されるので、責任者のMさんと看護師さんにいつでも連絡下さいと話してきた。

ついでに四方山話をしているときに、30日で52歳になると話していたら、看護師のNさんが「えぇぇ」と驚いていた。Mさんが一つお姉さんと話が弾んだ。息子さんと娘さんが結婚しているので、もうオバアサンだと笑いあってきた。

それと昨年六月の知多半島への旅行のときにはまだ新人だった若い子が、働いていたので声を掛けてきた。あの頃より落ち着いた雰囲気になっていた。今時の若者らしく腰が落ち着いていなかったのが、大人びてきた印象になってきていた。

昨夜というが、今夜というのか、夜中の一時過ぎにトイレに置きたついでにサクラだゾウさんのところへ、コメントを書いてきた。脳味噌が半分寝ていたので、適当なコメントになっていなかったかもしれない。

話題になっていた香山リカさんの「こだわらない生き方」の感想である。まだ読み終わっていない。この本と、花岡一雄さんの「癌はもう痛くない ペインクリニックはここまできた」のどちらかを携えて、通院している。最近は通院かの回数が少ないので、中々読了できずにいる。

ついでに書いておくと、最近読み終えたのが、
「ハリウッドではみんな日本人のマネをしている」 マックス桐島 著
「なぜか人に好かれる人の共通点」 斉藤茂太 著

どちらも一気に読み終えた。特にハリウッドの方が面白かった。現実的に日本はアメリカ軍によって占領されているのだけれど、いつの間にかアメリカが日本化している様子がよく分かる。その事をWBCでのサムライ・ジャパンの優勝を踏まえて書かれている。そしてアメリカ人の優秀な人達の日本カルチャーに接したときの洞察力には感心させられた。

それと食べ物に関する本を眺めている。今寝るときに楽しんでいるのが、
「おつまみ缶詰酒場」 黒川勇人 著
「簡単家呑み おつまみセレクション」 ハラシママサミ 著

最近はやりの1000円前後のおつまみ本である。あの「おつまみ横丁」の何匹めかのドジョウである。一人暮らしをしている時に、母が時折送ってくれたダンボールに必ず缶詰が入っていた。缶詰酒場を見ながら、そんなことを懐かしんだりしている。

まぁ性欲にエロ本なら、食欲にはアペ本といったところかな。なにせ食べることに制約が多いので、紹介されている料理はほとんど食べられない。他にも買ったけれど読まずに枕元に山積になっている本が多数。もちろん癌に関しても。

電気風呂

TS−1の副作用で、両手の指かしびれたようになり、少々むくんでいる。痺れは、あの懐かしい銭湯にあった、今もあるのかな、電気風呂に手をつけたような感じになっている。力が入らないとかはないのだけれども。また手を握ると、指がむくんでいるのが実感できる。

それと最近下痢の症状がひどくなりかけている。特にに午前中が大変である。前日食べた分がなくなると、治まる状態が続いている。とりあえず脱水症状にならないようには気をつけている。

後二日服用すれば、二週間のお休み。上手くいけは、母が一週間から十日程度の検査入院。少しの期間だけれど、久しぶりの自由時間。去年の春に退院して以来だから、一年半振りである。何をしようかと思案している。

NHK製作「峠の群像」のDVDを見ながら。
今、門を打ち壊したところである。
懐かしきかな、緒方拳さん。
そして若かりしきかな、あの人この人。

プレゼント

昨日はエンマ大王様の往診があり、「いつごろ入院になりますか」とお伺いを立てたら、私の都合の御下問があり、「それでは連休明けに、何処かの病棟の空きベットを確保して連絡する」とのことであった。「去年の四月に退院してから一年半か。よく頑張っている」との言葉をもらった。

30日の誕生日のころは、母の介護から解放されて久々の休憩タイムとなる。丁度TS−1の休止期だし、半分寝て、帰りの時間を心配せずゆっくり外出できそうだ。とりあえず、名古屋駅前で、あの人体の神秘の展示会をやっているので、それを見に行こうかと想っている。チョッと刺激的すぎる化学処理された人体である。今の心理状態ではたして全部見て回れるか自信はないけれど。

それと、やっと音楽が聴けるようになった。母のために昭和歌謡曲集のCDを借りてきて、コピーしていた。それを朝食のときとか、訪問看護の時間に流していた。一緒になって口ずさんでいるうちに、スイッチが切り替わったようである。

自分用に、superflyとか土屋アンナとか、彼女が好きだったA.I.とかの女性ボーカル。それとこの前はUKロックのStereophonicsのベスト版があったので、これも借りてきた。やっとロックが聞けるような心理状態になったのかもしれない。最近は内向きなことばかり書いていたから、その反動かもしれない。自分の心の中を覗くのに疲れたのかもしれない。言葉にならない、渦巻く感情を。

superflyの心地よい歌声をききながら・・・・

点と光り 喪失の悲しみ

西洋文明的、あるいはキリスト教的自己を「黒い点 or 黒いドット」と仮定すると、点と点の関係性を繋ぐものが言葉になるのかもしれない。だから西洋社会では、「アナタの意見は?」とか、「ワタシはこう考える」とか、言葉による会話によって成り立っているのかもしれない。

また「tee or coffee?」に続いて延々と選択をしていかなければならない。日本のように、もしかしたらかつての日本のように、「適当に」とか、「いいように」とかのあいまい性が成り立たない関係性と思われる。

仏教的というか、それ以上に日本的人間の関係における自己とは、丁度光の性質で説明できないかと考えたことがある。

黒は全ての色を反射しないことで「クロ」くあり、白は全ての色を反射するすら「シロ」く我々の視覚は認識するというやつである。

「場」に存在する人たちが、それぞれがパーソナル・カラーを発している。その光が重なり合って黒い点となっているのが、日本的自己ではないのかと。

だから日本的関係性として、「茶飲み友達」という友情が存在出来るのではないか。何も会話せずとも、共にその場にいることでお互いが安心しリラックスできる関係性のことである。

その黒い点を構成している光が失われ、単なるクロから赤みがかったクロとか、青みががかったクロとか、ときに灰色になってしまうことが、「喪失の悲しみ」なのではないだろうか。あるいはもとのクロに戻ろうとする情動が、「喪失の悲しみ」なのではないか。

失った光を取り戻す時が来るのは、悲しみの果てにロウソクを見つけて、心の中に灯すことが出来たときかもしれない。

昨日は東名古屋病院と、名大病院のはしごををしてきた。肝臓君は元気にしているようである。だから今日も酔っ払っている。酒精がもたらすきりの中、そんなことを考えていた一日だった。

木蓮の涙 メールのやり取り 

昨夜オッカァからメールがきた。最近はオッカァからメールがくると、こちらからTELして話をするパターンになっている。だけど昨夜は会話することは控えた。何故ならこの前オッカァの涙を誘うような手紙を書いたから。キットお互いの声を聴くと、涙・涙となりそうだったから。

以下はそのやり取りを携帯から転送したものである。
(1)中嶋さんお手紙有難う小田和正さん歌詞感動しました 何度となく中嶋さんの手紙読んででメール遅くなりごめんね(>人<)でも今回は治療の方も副作用がないとの事ちょっと安心〓またメールしますね〓

(2)ハァーイ、お待ちしています。オッカァと家族とオバサンさんからの愛情につつまれて、麻美はどんなに幸せを感じていたでしょう。今日は二年前の私の誕生祝いに麻美から送ってもらった彼女の写メをプリントしなおしました。いつもお供えしている写真です。ついでにお棺にしのばせた、麻美への最後の手紙を撮影したを見て、涙ぐんでしまいました。

(3)中嶋さんいつも いつも麻美の事思ってくれて有難う(>人<)本当に感謝してますm(_ _)m

(4)麻美が旅立って、自分がいかに麻美の存在によって生かされてきたかを実感しています。たから今、寂しくてしょうがないです。だから今夜も酔っ払って寝ますネ
σ(=^‥^=)

(5)いつも有難うでも身体だけは大事にしてね〓

今朝YouTubeで見て涙した、小田君とスターダストレビューの共演した「木蓮の涙」

最後の手紙

PCの中のデーターをいじっていたら、麻美への最後の手紙をデシカメで撮影した画像に出会ってしまった。通夜から帰って、翌日の葬儀に出かける前に書いた、麻美への最後の手紙である。

お棺に蓋をする前の最後の別れのときに、そっと麻美の足元の花の中にひそませた手紙である。

涙か止まらない。

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リニューアル

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今日昼に届いた、携帯用の電池。よくよく会社の所在地の住所をみたら、同じ愛知県内の一宮市であった。どうりで届くのが早い訳である。

さっそく新しいのにして、フル充電した。具合を試すのに、母の知り合いで話しの長い人に掛けて母にお喋りしてもらった。確かに電池の減り具合が違う。



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Author:ncubrick
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状態:かなりやばい
命の蝋燭:かなり短い
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